皆さんこんにちは。Jin君です。
腎代替療法は3つあって、日本では血液透析を行っている人が圧倒的に多い話を前回しました。
では、血液透析とはどういうものでしょうか?
血液から尿毒素や水分を取り除く治療です。
図に示すように、血液を腕から抜いて、腕に戻します。
カラダの外に出ている血液は
「ダイアライザー」という部分で
「透析液」と触れて、
ここで尿毒素や水分が抜けます。
血液と透析液は透析膜を介して接するので、混じり合うわけではありません。
1回の治療時間は
3〜5時間です。
週3回(月水金もしくは火木土)行います。
休日もお正月も休みなく、週3回行います。
血液の出し入れのために針を2本血管(静脈)に刺す必要があります。
1分間に100-350mlを出し入れする必要があるので、通常の静脈に針を刺しても十分な血液が確保できません。
そのために
「内シャント手術」
を行います。
「内シャント手術」は
動脈と静脈をつなぐ手術です。
手術をしてから、動脈とつないだ静脈が発達してきますので、発達してきたら静脈に2本針を刺して透析します。
血液透析を行うには
「内シャント手術」
できれば2週間以上待ってから
「血液透析」開始
となります。
すぐに血液透析が必要な場合は、
カテーテルを太い静脈に入れて、血液を出し入れします。
「緊急カテーテル透析」といいます。
「緊急カテーテル透析」は、カテーテルという余計なものを使いますので、
できれば避けたいですね。