8月1日放送の「主治医が見つかる診療所」 見ましたか?

8月1日放送の「主治医が見つかる診療所」は、

腎臓病徹底予防シリーズ 第三弾

いつまでも元気でいるための最新・最強の腎臓健康法

慢性腎臓病の治療において、食事療法はとても重要な治療手段です。
食事療法の中でも塩分コントロールが最も重要となります。

今回の番組は「塩分」が主役です。

◎岩手県では「突撃! 隣のお味噌汁」

◎塩分の摂取量を減らして健康になっている町(広島県呉市)

◎家庭でできる減塩法

内容はこの三本立てでした。
家庭でできる減塩法では、慢性腎臓病の教育入院、病診連携で有名な近江八幡市立総合医療センターの八田先生が登場しました。
教育入院で、味覚異常を改善して、家庭でできる減塩法を学んで実践している患者さんを紹介していました。
その患者さんが実践していたのは、

1.食塩相当量が表示された調味料を購入して、使用するときの塩分量を把握する

2.小さじ半分の計量スプーンを活用する

3.香りの強い食材で味付け

4.だしやスパイスで味付け

5.薄味のものから食べる

6.食事内容と塩分量を記録

減塩生活を楽しんで実践していました。

教育入院で「味覚をリセット」できるのは、教育入院ならではの効果ですね。

カリウムコントロールのススメ(9) 小冊子完成

カリウムコントロールの話を8回してきましたが、

この度

「カリウムコントロールのすすめ」

に関して小冊子が完成しました。

内容はこのブログで取り上げてきた内容がほとんどです。

今後北海道医療センター内で配布いたします。

病院のホームページからは、まだダウンロードできませんが、

ダウンロードできるようになったらこのブログでお知らせしますね。

病院のホームページからダウンロードできるようになりました。

またこのブログのメニューからもダウンロードができます。

カリウム小冊子

カリウムコントロールのススメ(8)アルコール

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カリウムコントロールの話がまだ続きます。
 

お酒のカリウムはどうですか?」

という質問があったので、

 
今回はお酒のカリウム含有量について解説します。
 

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カリウムコントロールのススメ(7)

カリウムコントロールの話がまだ続きます。

野菜もカリウムを多く含む食材です。

果物と違って、食べないわけにはいきませんよね。

ではどうしたらよいのでしょうか。

小松菜 ミニトマト3個 “カリウムコントロールのススメ(7)” の続きを読む

カリウムコントロールのススメ(6)

果物にはカリウムが多いことはおわかりいただけたと思います。

では、飲み物はどうでしょうか。

          容量  カリウム量

トマトジュース  200ml  546mg

100%オレンジジュース    200ml  378mg

牛乳  200ml  300mg

野菜果物混合ジュース  200ml  284mg

青汁(伊藤園)  200ml  113mg

レギュラーコーヒー  150ml  100mg

紅茶  150ml  12mg

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カリウムコントロールのススメ(5)

前回カリウムが多い食品としてスイカを取り上げましたね。

基本的に果物は、「カリウム」が多いです。

     単位  重さ  カリウム量

リンゴ  1個  360g  394mg りんご

みかん  1個  80g  120mg みかん

いちご  3個  78g  133mg いちご

バナナ  1本  126g  454mg バナナ2

特にバナナは1本食べるとかなりカリウム摂取してしまいます。

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カリウムコントロールのススメ(4)

こんな言葉を聞いたことはありますか?

「スイカは腎臓にいいよね!」

誰がこんなことを言ったのでしょうか。
これから夏を迎えてスイカが美味しい季節になってきます。

スイカを食べて、腎臓が良くなることはありません。

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カリウムコントロールのススメ(3)

前回カリウム摂取量の目標値をお示ししました。

推定腎機能 30-44:カリウム2000mg以内

推定腎機能 29未満:カリウム1500mg以内

では、具体的にはどのようにカリウムコントロールを
行ったら良いのでしょうか?
カリウムは、細胞内に多くあるということを前回お示ししましたが、

食べ物はほとんどが「細胞」です。

ですから、食事を摂る=カリウムを摂る

ということになります。
肉、魚、野菜、米、麺類
どれもカリウムが含まれます。
毎日の食事に含まれるカリウム量を計算して
1日の摂取量を守りましょう!

これは現実的に行うのはかなり困難です。

カリウムコントロールが必要な方は、
塩分コントロールも必要でしょうし、
毎日の食事でカリウム量を計算していたら、
食事をするのが嫌になってしまいますね。

じゃあ、どうやってカリウムコントロールを

行ったら良いのでしょうか?

私がおすすめする方法は、3つのステップです。

Jin_01カリウムコントロール3つのステップZou_01

①食事以外のカリウム摂取量を減らそう

②野菜の食べ方を工夫しよう

③知らずに摂っているカリウムが多い食品に注意しよう

次回からそれぞれのステップについて説明しますね。

 

 

カリウムコントロールのススメ(2)

カリウムコントロールについての2回目です。
カラダの中で、カリウムの分布はどうなっているのでしょうか。
細胞の外と中では全然違います。

細胞の中は150mEq/L

細胞の外は4mEq/Lです。

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カリウムコントロールのススメ(1)

こんにちは。札幌は梅雨が来たかのような気候になっていますね。

今回は「カリウム」についての話題です。

慢性腎臓病で腎機能が低下してくると血液中のカリウム値が高くなります。

Jin君の腎臓病解説(5)参照

体内のカリウムは、主に尿として捨てられます。

腎機能が低下してくると尿で捨てられるカリウムが減ります。

そのためにカリウム値が高くなります。

カリウム値が高くなると何か問題が起こるのでしょうか? “カリウムコントロールのススメ(1)” の続きを読む