カリウムコントロールのススメ(8)アルコール
カリウムコントロールの話がまだ続きます。
「お酒のカリウムはどうですか?」
という質問があったので、
今回はお酒のカリウム含有量について解説します。
カリウムコントロールのススメ(7)
カリウムコントロールの話がまだ続きます。
野菜もカリウムを多く含む食材です。
果物と違って、食べないわけにはいきませんよね。
ではどうしたらよいのでしょうか。
カリウムコントロールのススメ(6)
果物にはカリウムが多いことはおわかりいただけたと思います。
では、飲み物はどうでしょうか。
容量 カリウム量
トマトジュース 200ml 546mg
100%オレンジジュース 200ml 378mg
牛乳 200ml 300mg
野菜果物混合ジュース 200ml 284mg
青汁(伊藤園) 200ml 113mg
レギュラーコーヒー 150ml 100mg
紅茶 150ml 12mg
カリウムコントロールのススメ(5)
前回カリウムが多い食品としてスイカを取り上げましたね。
基本的に果物は、「カリウム」が多いです。
単位 重さ カリウム量
リンゴ 1個 360g 394mg
みかん 1個 80g 120mg
いちご 3個 78g 133mg
バナナ 1本 126g 454mg
特にバナナは1本食べるとかなりカリウム摂取してしまいます。
カリウムコントロールのススメ(4)
こんな言葉を聞いたことはありますか?
「スイカは腎臓にいいよね!」
誰がこんなことを言ったのでしょうか。
これから夏を迎えてスイカが美味しい季節になってきます。
スイカを食べて、腎臓が良くなることはありません。
カリウムコントロールのススメ(3)
前回カリウム摂取量の目標値をお示ししました。
推定腎機能 30-44:カリウム2000mg以内
推定腎機能 29未満:カリウム1500mg以内
では、具体的にはどのようにカリウムコントロールを
行ったら良いのでしょうか?
カリウムは、細胞内に多くあるということを前回お示ししましたが、
食べ物はほとんどが「細胞」です。
ですから、食事を摂る=カリウムを摂る
ということになります。
肉、魚、野菜、米、麺類
どれもカリウムが含まれます。
毎日の食事に含まれるカリウム量を計算して
1日の摂取量を守りましょう!
これは現実的に行うのはかなり困難です。
カリウムコントロールが必要な方は、
塩分コントロールも必要でしょうし、
毎日の食事でカリウム量を計算していたら、
食事をするのが嫌になってしまいますね。
じゃあ、どうやってカリウムコントロールを
行ったら良いのでしょうか?
私がおすすめする方法は、3つのステップです。
カリウムコントロール3つのステップ
①食事以外のカリウム摂取量を減らそう
②野菜の食べ方を工夫しよう
③知らずに摂っているカリウムが多い食品に注意しよう
次回からそれぞれのステップについて説明しますね。
カリウムコントロールのススメ(2)
カリウムコントロールについての2回目です。
カラダの中で、カリウムの分布はどうなっているのでしょうか。
細胞の外と中では全然違います。
細胞の中は150mEq/L
細胞の外は4mEq/Lです。
カリウムコントロールのススメ(1)
こんにちは。札幌は梅雨が来たかのような気候になっていますね。
今回は「カリウム」についての話題です。
慢性腎臓病で腎機能が低下してくると血液中のカリウム値が高くなります。
体内のカリウムは、主に尿として捨てられます。
腎機能が低下してくると尿で捨てられるカリウムが減ります。
そのためにカリウム値が高くなります。
カリウム値が高くなると何か問題が起こるのでしょうか? “カリウムコントロールのススメ(1)” の続きを読む
慢性腎臓病講座は明日開催です!
札幌は暑さが遠のいて過ごしやすい気温になっています。
いよいよ明日今年度最初の慢性腎臓病講座を開催します。
慢性腎臓病はテレビでも結構取り上げられるようになってきた病気ですが、慢性腎臓病とはどういう病気なのか、についてわかりやすく解説します。
昨年参加した方も復習だと思って参加してくださいね。